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ご挨拶
校長 田中(たなか) 理子(みちこ)
引き続き校長3年目となりました。どうぞよろしくお願いいたします。今年度、本校は創立46目となります。歴史ある行田特別支援学校で、校長としての任務を仰せつかり、改めて身の引き締まる思いでいっぱいです。
今年度は、新型コロナウイルスも感染法の5類に引き下げられ、学校生活もこれまでのような制限が解除される方向となります。全て今まで通りとはいかないまでも、保護者や地域の皆様に向けてできる限り学校を開いていきたいと思っております。
本年度もこれまで積み重ねてきた本校の教育実践をさらに充実・発展させることができるよう、教職員一丸となって丁寧に教育活動を進めてまいります。そして、本校に学ぶ児童生徒、保護者の皆様、地域の皆様、教職員、行田特別支援学校に関わるすべての人が笑顔で輝き、将来の幸福を目指し、地域と共に存在する学校づくりを目指します。
その証として、これまでの学校教育目標のサブテーマ「健やかな成長と幸福を目指す地域と共にある学校」を今年度より学校教育目標に設定いたしました。
めまぐるしく変わる社会の変化に柔軟に対応し、今までの行田特別支援学校の良さを継承しながらも、新しい価値観を受け入れ、さらに進化し続ける学校でありたいと思います。
さて、教育に学校と家庭の連携は欠かせません。学校と家庭は、二人三脚で子供たちを育み、子供たちの成長を共に喜び、幸せを共有できるパートナーでありたいと思っております。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。
そして、日頃から本校の教育活動に温かいご支援いただいております地域の皆様、関係の皆様に心より感謝を申し上げますとともに、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ、今年度の挨拶とさせていただきます。
令和5年4月吉日
学校長 田中 理子
【沿革・学区】
本校は、昭和53年4月に県北部地域最初の県立知的障害養護学校として開校し、本年度で創立45年目を迎えています。平成21年4月、埼玉県学校設置条例の一部改正により校名が埼玉県立行田特別支援学校に変わったことを受け、平成22年4月、校章及び校旗を新たに制定すると共に、校歌を一部改定しました。また、平成23年4月、埼玉県立深谷はばたき特別支援学校の開校に伴い、学区の再編成が行われました。通学区域は、行田市、羽生市、熊谷市の一部、鴻巣市の一部の4市です。
現在、緊急連絡はありません
第36回スマイルまつり開催について
下記の通り『第36回スマイルまつり』を開催いたします。
皆様の御来校をお待ちしております。
1 日 時 令和5年10月28日(土) 10:00から12:00まで
2 場 所 埼玉県立行田特別支援学校
※受付場所や会場図は、後日このHPにてお知らせいたします。
3 主な内容 作業頒布会(中学部・高等部)、ステージ発表(小学部)
児童生徒作品展(全校児童生徒)、PTA作品展
4 そ の 他
(1)駐車場につきましては、後日、このHPにてお知らせいたします。
(2)9時45分から入校可能となります。
(3)履物(下足)を入れるビニール袋等を御持参ください。
(4)学校の敷地内は全面禁煙です。
(5)各自、ごみ(ペットボトルやオムツ等)が出た場合は、お持ち帰りください。
スマイルまつり実行委員会
「R5 10月行事予定表」を掲載しました。
メニューバー⇒行事予定表(月別/年間) よりご覧ください。
ぎょうとく日誌
2学期 学習の様子~小学部~
2学期になりました。
今回は、小学部の学習の様子を掲載します。
【低学年(1年から3年】
9月22日(金) 小学部低学年は遠足で”むさしの村”に行きました。
その事前学習の様子です。
【高学年(4年から6年)】
小学部高学年は、畑で野菜を育てていますので、その様子を。
小4.人参収穫と、ジャガイモの水やり。
小5.育てたひまわりの種を収穫。
ひまわりの作品を作りました。
小6.育てたトマトの片付けです。元気にたくさんの実をつけてくれたトマトに、感謝をしてから、片付けました。
普通救命講習会に参加しました
夏休みを利用して、教員向けにいろいろな研修会が実施されました。
行田特別支援学校のすぐ近くにある行田市消防署で行われた普通救命講習会もその一つです。
15名の教員が参加し、心肺蘇生法とAEDの使い方を中心に、止血法や異物除去の方法なども学びました。
しばらく前までは救命処置の講習内容に人工呼吸が入っていました。
しかし、これまでコロナ禍であったことにより、感染予防の観点から、現在は胸骨圧迫のみなのだそうです。
救命処置の内容も、時代や環境により変化するようです。
本校は小学部から高等部までの児童生徒が在籍しています。
人工呼吸用のダミー人形は、成人の人形だけでなく、幼児や乳児サイズの人形もご用意いただきました。
小さな体格の傷病者を想定しての胸骨圧迫も体験することができ、より実際的な経験ができた講習会でした。
児童生徒が毎日を元気に過ごせることが何よりの願いではありますが、有事の時には講習会で学んだことを活かし、しっかりと対応したいと思います。
教員研修:博学連携
8月31日(木) 博学連携研修を行いました。
昨年度に続き、今年度も県立近代美術館の学芸員の方が講師として来校していただきました。
今年度は、ワークショップでスプーンアートや自画像アートを体験しました。
☝座学的な内容、授業プログラムの紹介
☝鑑賞体験:やはり椅子 実用的でありながら鑑賞としても良い、素敵な椅子。椅子の奥深さを感じます。
☝ワークショップ:スプーンアート。高等部の生徒も体験したものです。独創的な作品の数々です。
「お顔をトレース!肖像画」ラミネートフィルムに顔の輪郭をなぞり、好きな色を塗ります。
楽しくて貴重な体験でした。ありがとうございました。
授業に活かせるよう考えていきます。
来年度もよろしくお願いします。
校内教材教具展の紹介☆パート3
校内教材教具展の第3弾。
色の弁別やマッチングを目的とした教材教具です。
①②
①色の弁別課題で使用するペグ差し。児童の実態に応じて提示の仕方を工夫します。
②「写真と実物のマッチング課題」見本の写真を見比べて、同じピックをさす課題です。
③④
③ボビンホルダーの先をつまんで、ボビンの真ん中の穴に通します。実態によって・色のマッチング・写真とのマッチング・指示書とのマッチング として使用しています。
④「マッチング」見本通りにシールを貼る課題です。実態によって・色のマッチング・シールをはがす・足りないシールを要求する等の課題としても使用できます。
⑤⑥
⑤色をマッチングさせていく学習課題です。手指の操作性の向上を目的としても使用します。
⑥「色のマッチング、手指の巧緻性」モールと同じ色のコードクリップをマッチングさせて留めていきます。
⑦
⑦「ビジョントレーニング・やり取り」数字の順番通りに数字の色と同じ色のシールを貼っていく課題です。「〇色ください」と他者とのやり取りをする過程も組み込んで行えます。
校内教材教具展の紹介☆パート2
校内教材教具展、第2弾です。
①②
①「コンセントの組み立て」手先の巧緻性を高める、手順通りに作業することを目標に作成しました。
②「手指の操作性と、注視の課題」鍵を鍵穴にさして、すべての鍵を外す課題です。色、場所、形が違っていると外せない仕組みです。
③④
③トークンエコノミーシステム(代替通貨システム)に使用するトークンボードです。「今何のために頑張っているのか」「がんばったら何がもらえるのか」「あとどれくらい頑張るか」が視覚的にわかりやすく提示できます。
④「反対言葉の学習」反対の意味の動詞をマッチングさせていく学習課題です。
⑤⑥
⑤簡単に作れる紙コップ教材です。1紙コップを指でつまんで順番に重ねていく。2紙コップをピンセットでつまんで順番に重ねていく。3紙コップを洗濯ばさみでつまんで順番に重ねていく。実態に合わせて取り組めます。
⑥「1から3までの数を数えよう(同じ数にわけよう)」キューブケースに小さなリンゴの模型を「〇個ずつ分けていく」教材です。
⑦⑧
⑨
⑦「ひらがなのマッチング」 手指の操作性の向上という使用目的もあります。
⑧保健室に提示されている”暑さ指数”を確認して同じ色の顔を選びます。持ち運びできる大きさにし、活動場所の暑さ指数を自分で確認し、受け入れる支援ができるように作成しました。
⑨ひも結びの練習用、木製靴。写真の手順カードをめくりながら自分でひも結びに取り組みます。
校内教材教具展の紹介☆パート1
毎年夏休みに、本校教員が作成した教材教具を展示しています。
一部ですが、紹介させていただきます。
① ②
③
①「糸かけアート」手指の動きや微細な動きが必要な動作をする力を身に付け、生活動作に結びつけることが目標。
②高這い姿勢が苦手な生徒が雑巾掛けをする際に使用している道具。
③「ワッシャーくるくる」 ・操作性と・注視する この2つがねらいです。音も良いです。
④⑤
⑥
④数字ペグ差し(100まで)両面バージョンです。
9脳性麻痺のある生徒の自助具。タブレットを使う際に常に握りしめてしまっている手が少しでも開きやすく、また電子ペンで選んだところを指し易くします。
⑥
⑦⑧
⑨
⑧「マグネットスライダー」コノエダブルに協力なマグネットを埋め込んであります。文字の学習において視点と終点を意識するための教材です。
⑩⑪
⑫
⑩「なぞりボード」文字を書く前段階として”直線””角””交差”や”くっつかない角”など、文字につながる形をなぞったり見て書いたりすることのできる教材です。
⑪手の巧緻性をねらい、手順通りにボールペンを組み立てたり、解体したりする課題です。
⑫「輪抜き課題」”手指の巧緻性を高める””注視して取り組む””始点と終点を理解する”の3点をねらいとした教材です。
⑬⑭
⑮
⑫「プットイン件色のマッチング」4色のゴルフTを写真のように灰皿に差していく教材です。色の弁別、写真の模倣をするための教材です。
⑭「ハリガリリング」カードに描かれた色や指の絵を見本に、自分の指にゴムバンドをはめることで・色の弁別・目と手の協応動作を高める ことを目的としています。
⑮「協調運動(眼・手)」眼と手、右手と左手など、別々に動かすことをねらいに作成した課題です。
第2回インクルーシブ研修会
8月1日(火) 本校センター的機能の取組として第2回インクルーシブ研修会が行われました。
学区域の小中学校特別支援学級の先生方など、様々な先生方が参加してくださいました。
本校職員と共にグループを作り、児童生徒の困り感に対してどういう支援ができるのか、等といったテーマで、インシデントプロセス法を用いた事例研究を行いました。
インシデントプロセス法とは・・本校校内支援部長からの説明動画を視聴した後、グループの中から事例を提供してもらい、まずは、個人で考え、色分けされた付箋に書き込みます。
そして用意された模造紙に付箋を貼っていきます。その際に説明をしながら、質問や意見を出し合いながら、支援策を探っていきました。
普段は、小学校で、中学校で、特別支援学校で、児童生徒の支援にあたっていますが、こうした機会を設けることで情報を共有し、新しい取組や支援の方法を発見し、新学期からの指導支援に活かしていけます。
参加していただいた先生方、ありがとうございました。今後も連携を深めていければよいと思います。
1学期終業式。
7月21日(金)終業式が行われました。
行事がたくさんあった1学期でした。行事に学習に、たくさん頑張りました。みなさんにです。
終業式では、1学期のがんばったことを代表の児童生徒が発表してくれました。また、2学期もさらにがんばっていくという決意も発表してくれました。
終業式後には高等部生徒が参加した、陸上大会の表彰が行われました。優秀な成績をおさめることができたのは、ひたむきに練習を積み重ねた結果ですこれからの活躍も期待しています。
写真は女子ですが、男子も優秀な成績をおさめてます。
学校間交流会(中学部☆高等部)
7月11日(火)高等部1年生は、県立誠和福祉高等学校の1年生と学校間交流会がありました。誠和福祉高等学校に行き、交流会をしてきました。
開会式・自己紹介が終わると、風船バレーとマラカスづくりを、グループ毎の活動として、両方交互に行いました。
交流会前に、誠和福祉高等学校のみなさんからのカードや、本校でも事前学習をしていたので、当日はすぐに打ち解けることができ、楽しい交流会を過ごすことができました。
第2回は2学期に行います。
7月13日(木)中学部は埼玉中学校1年生と交流会を行いました。
埼玉中学校の皆さんが自転車で来校してくれました。
自己紹介をグループ毎に行った後で、校内オリエンテーションを行いました。そのあと、全員で爆弾ゲームをして盛り上がりました。
高等部、中学部、どちらの交流会も長く続いている行事です。
これからも続いていけるように願います。
学校間交流(小学部)☆
6月28日(水) 行田市立東小学校の5年生と本校小学部で、「ふれあい交流会①」を行いました。長く続いている交流会です。
この日は少し暑い日でしたが、交流会日和となりました 東小のお友達が歩いて本校に来てくれました
グループに分かれて活動を行いました。小低グループは校庭で、小高グループは体育館で行いました。
小低グループ はじまりの会でお互いに挨拶をして、一緒に体操をしました。
その後、フープリレーを行いました。東小学校の5年生がうまく小低のお友達をリードしてくれました。息ぴったり
小高グループ はじまりの会であいさつをした後、
準備体操を兼ねたダンスを一緒におどりました。
その後、ボール運びリレーをして交流を深めました。
「ふれあい交流会①」はとても楽しく素敵な会となりました。2学期に行われる「ふれあい交流会②」ではもっと積極的な交流会になると期待しています。
ありがとうございました