校長室から
在職2年間の御礼
令和8年度の人事異動により、このたび異動となりました。本校に在職中の2年間、保護者の皆さま、地域の方々、児童生徒の皆さん、そして本校職員の皆さんには様々な面でご協力を賜りましたこと、心から感謝申し上げます。
行田市は私が生まれてから18年間住み慣れた故郷であり、青春の思い出の地です。時には思いもかけぬ幼馴染に繋がることもあった楽しくも貴重な2年間でした。
「さようなら」が得意ではないので、職員の皆さんには、この場を借りてお別れの挨拶をさせていただきます。
4月からは、また新しい校長先生のもとで、子どもたちの笑顔が輝く行田特別支援学校を盛り上げていって下さい。
いつか、どこかで、また皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしています。
お世話になりました。皆さまもお元気で。
令和8年3月31日
埼玉県立行田特別支援学校長 寺嶋 毅
奇襲攻撃に注意!
朝、警察署そばの川沿いの道を車で走っていると、もうすぐ本校の正門という所で、空からの奇襲攻撃に遭いました。フン害です。
校内に車を止めて、来た道を正門から眺めると、変な物体が電柱のてっぺんにいます。鵜(う)です。どことなくユーモラスな風情ですが、また、どことなく人間を見下したような態度にも見えます。しかも、モデルにでもなったつもりなのか、こちらを見ろとばかりに全く動きません。
洗車したばかりの私の車には、白い物体がべちゃっと付けられてしまいました。穏やかな春のひとコマ、ご来校の際には、空からの奇襲攻撃にご注意ください。
もっと近寄ってみると、なんと…
令和7年度 修了式
本日、令和7年度の修了式を行いました。
各学部からの「頑張ったこと」の発表の後、それぞれ学部の学年ごとに終了証を授与しました。令和7年度は、社会的にもいろいろなことがありました。また、日本各地で災害も起こりました。
令和8年度始業式は4月8日です。穏やかで充実した一年になることを願っています。
新学期、体育館で皆さんの最高の笑顔に再会できることを、教員一同、楽しみにしています。
以下は、修了式での校長講話です。
(校長講話)
皆さん、おはようございます。今日は「修了式」。令和7年度の締めくくりの日です。
ただ、いつもこうやって全校で集まる時よりも、今日はなんとなく人数が少ない気がしませんか?どうしてだかわかりますか?
今月の12日に高等部の卒業式が行われました。高等部3年生の人たちは、この学校での勉強を全て終えて、それぞれが社会へ出て新しい生活を始めました。だから、高等部3年生の人は、もういません。
そして、17日には小学部と中学部の卒業式が行われました。小学部6年生の人は小学部での勉強を終えて次は中学部で、中学部3年生の人は中学部の勉強を終えて次は高等部で、それぞれ4月から勉強をすることになります。そのための区切りの式が卒業式。だから、今、この体育館には中学部3年生の人と小学部6年生の人もいないわけです。
さて、今ここにいる皆さんですが、4月から皆さんは、学年が一つ、上に上がります。1年生は2年生に、2年生は3年生に、というふうに全員が一つ上の学年に上がります。この、学年が一つ上がることを「進級」といいます。皆さんは、全員が4月には進級して、新しい学年になります。4月から、自分の学年を間違えないようにして下さいね。
ところで、令和7年という1年間は、皆さんにとってどんな年だったでしょうか?学校ではいろいろなことを勉強しました。そして、いろいろな行事がありました。運動会、体育祭、遠足、スマイル祭りなど、たくさんの行事がありましたね。皆さんは、どれが一番心に残りましたか。
こうやって、学校生活のいろいろな場面を通して、皆さんはたくさんのことを学び、経験し、「できる」ことが増えました。
小学部の皆さんは、元気な声で挨拶する、そして、自分の気持ちを伝える、ということが少しずつできるようになってきました。「ありがとう」と感謝の気持ちを、そして「できました」などをしっかりと伝えることは大切なことですね。
中学部の皆さんは、友達を大切にする、相手の気持ちを考える、ということができるようになってきました。自分だけではなく、相手を大切にする気持ちはとても大切です。これを「思いやり」と言います。相手に対する「思いやり」は、相手の人を幸せにするだけではなく、自分自身も幸せにしてくれます。だから、「思いやり」、大切ですよ。この、「思いやり」、忘れないで下さい。
高等部の皆さんは、自分の得意なこと、苦手なことを正しく理解し、高等部を卒業した後の将来のことを考えられるようになってきました。作業学習や現場実習は、自分を理解するためにも、非常に重要な学びです。これからも、前向きに取り組みましょう。
さて、皆さんは、4月には新しい学年に進級します。1つ、お兄さん、お姉さんになるわけです。明日からの春休み、生活を乱さないように、早寝早起きを実行して下さい。そして、4月8日の始業式には、元気な笑顔で登校してください。
新しい学年になった皆さんと、また、この体育館で、4月8日、会えることを楽しみにしています。
校長先生からは以上です。
心温まる一日の記録
今日は、午前中に小学部3年生のクラスで、進級を祝うメダル授与式がありました。メダルは世界に一つしかない、先生方手作りの作品です。みんな、今年一年、よく頑張りました。メダルはできることを増やしながらしっかり頑張ったことの証です。自信を持って、4年生になっても元気に楽しく勉強を続けましょう。校長先生も心を込めて、みなさん一人一人にメダルをかけさせてもらいました。進級、おめでとう!
午後は、小学部5年生のみなさんが校長室を訪れました。なんと、手紙とお菓子をいただきました。うれしかったよ。ありがとう!
来週は修了式です。今日も温かく穏やかな一日でした。一日一日の緩やかな時の流れの中で、いのち溢れる春が訪れるのも、もう間もなくです。
令和7年度 小学部・中学部卒業式
本日、晴天に恵まれ、穏やかな天気の中、行田特別支援学校の小学部・中学部の卒業式を行いました。ご多忙の中、ご臨席を賜ったご来賓の皆さま、そして保護者の皆さまには心より御礼申し上げます。本日、小学部11名、中学部14名が、それぞれの学部を卒業しました。。
小学部の6年間は、身体的にも精神的にも成長の度合いが大きい時期です。小学部に入学したての頃は、どの子も頼りない表情で、泣いてばかりの子もおりました。しかし、6年間が経ってみれば、どの子も自分らしさをすくすくと伸ばしながら、その子のペースで成長してきたと感じます。
中学部の3年間は、思春期特有の難しさが芽生えてくる時期です。体の成長に加え、心の葛藤や性の問題が出てきます。決して平坦ではない3年間ですが、学校では、将来へ向けて作業学習にも力を入れてきました。4月から高等部では、自分の「好き」や「得意」を生かして、将来への学びを深めていきます。
本校の子供たちは地域の方々にご協力いただきながら、様々な経験を通して、学びを積み重ねてまいりました。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いします。
以下は、本日の校長式辞です。(式辞を読み上げている最中、小学部卒業生のN君が私の方をしっかりと向いて、一つ一つに反応し、返事をしてくれたのはとても嬉しかったです。)
(式 辞)
風光る生命の彩りの中で、小さな息吹がそこかしこに満ち溢れている今日のこの佳き日に、御来賓の皆さま方、そして保護者の皆さまのご臨席を賜り、埼玉県立行田特別支援学校 小学部ならびに 中学部の卒業証書授与式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
さて、ただいま卒業証書を手にされた小学部十一名、中学部十四名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんは、これまで過ごした小学部、中学部をそれぞれ卒業し、4月からは中学部、高等部という新しい場所で学び、これから様々な経験を積み重ねていくことになります。これまで皆さんはそれぞれの学部で、たくさんのことを学んできました。今、ここから見る皆さんの姿は、本当に逞しく、頼もしさすら感じます。
小学部を卒業する皆さんは、本校に入学した時は、体も小さく、頼りなさばかりが目についていました。しかし、学校生活に慣れ、学年も上がるに従って、自分でできることが次第に多くなりました。5年生での宿泊学習は、お友達と一泊を過ごす初めての体験です。おうちの人もきっと心配が多かったに違いありません。6年生では修学旅行に行きました。葛西臨海水族園ではたくさんの魚を見て驚いた人も多かったでしょう。キッザニアの職業体験は、ワクワク、ドキドキだったのではないでしょうか。
中学部を卒業する皆さんは、3年間が過ぎるのはきっと早かったと思います。作業学習を通じて自分の将来に関わることを学び、自分の得意分野、好きな方面が見えてきたのではないでしょうか。そして、思い出の多い修学旅行は、新潟方面への一泊二日の旅でした。マリンピア日本海でのイルカショーや船に乗った体験は、きっと昨日のことのように思い出されるに違いありません。そしてこれらの経験を通じて、将来に結び付くたくさんの学びを積み重ねてきました。
皆さんは、4月からは、自信を持って、いろいろなことに挑戦してください。大丈夫です。先生方が、皆さんに丁寧に教えてくれます。そして、優しく支えてくれます。だから、「できない」と弱気になるのではなく、焦らずに、一つ一つ「できること」を増やしていってください。皆さんのチャレンジ精神に期待しています。
保護者の皆様におかれましては、本日はお子様の御卒業、誠におめでとうございます。先の見えにくい時代の中で、子どもたちの幸せな未来を確かなものにしてあげたい、と願うのは親も教員も同じです。子どもたちの輝く笑顔こそが未来への希望の光であり、学校を動かす偉大なエネルギーです。子どもたちは四月から本校で新しいステージで学び、活躍をしていきます。どうか、子どもたちの笑顔が輝く学校として、今後ともご協力を賜れればと存じます。
最後になりますが、卒業生の門出を祝し、また、御来賓の皆さま方、保護者の皆さまへ深く感謝申し上げ、式辞といたします。
令和八年三月十七日
埼玉県立行田特別支援学校長 寺嶋 毅