全校保護者会
本日4月21日(月)は、全校保護者会を行いました。お忙しい中、ご来校いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。
校長の話の冒頭でも述べましたが、学年が変わったこの時期はお子様にとって体調を崩しやすい季節となります。ぜひ、睡眠時間をしっかりと取り、規則正しい生活を継続して下さるようにお願いします。また、感染症も発生しやすくなっております。特に、胃腸炎等にはお気を付けいただきますよう、手洗いやうがいなどの基本的な部分をご家庭でもご指導お願いします。
(以下は本日の校長挨拶の内容です)
本校勤務2年目となりました、校長の寺嶋です。よろしくお願いします。
春は「別れ」の季節であると同時に、「出会い」の季節でもあります。良き出会いは子どもたちの心を豊かにし、子どもたちに温かな「笑顔」をもたらします。子供たちの「笑顔」は学校の一番の活力源であり、魅力です。本年度、本校は22名の新しい職員を迎えました。管理職としては、教頭の渡邉が異動となり、本校3年目の教頭・鈴木と本年度、児玉高校から着任した教頭の船津、そして主幹教諭2年目の峯村、事務長の近澤の5名体制で、地域に根差した学校運営を推進してまいります。引き続きご協力を賜りますよう、お願いいたします。
本校は、「健やかな成長と幸福を目指す地域と共にある学校」を学校教育目標として掲げております。親であれば誰でも「健やかな子供の成長」を願い、「子供が将来にわたって自分らしく、幸せな人生を歩んでいくこと」を強く望んでいるに違いありません。これは、教師とて同じです。そのために本校では系統的な学びを重視し、生(性)に関する学習、高等部卒業後を見据えた進路の学びを充実させております。そして目標の後半部分の「地域と共にある学校」とは、文字通り、地域に支えられると同時に地域貢献をしていくことで地域に根差した学校運営を行っていくことを意味しております。昨年度より、本校では学校運営協議会を発足させ、地域の方々から学校運営に関して直接に具体的なご意見やご提案をいただき、年度内において反映できる部分については取り組みを進めてまいりました。何より大切なのは、子どもたちの「笑顔」です。子どもたちの「笑顔」が輝く学校づくりに向けて、今後とも地域と共に歩み、地域に根差した学校運営を推進していきたいと存じます。
ところで、新学年が始まり、2週間が経ちました。ご家庭でのお子様の様子はいかがでしょうか。学校が始まって数日はなかなか落ち着かない部分があったかもしれませんが、徐々に表情にも落ち着きが出てきたのではないでしょうか。万一、不安なことがある場合には、遠慮せずに担任の教員までご相談ください。
さて、ここで私から大きく3点ほどお伝えさせていただきます。
まず、1点目は、ご家庭と学校との協力体制についてです。しばしば車の両輪に喩えられるように、両者の良好な関係構築こそが第一です。本校は、学校全体として、根拠に基づいた指導を徹底しています。したがって、学校で行われる指導については、各担任から詳しく保護者の方々へ説明をし、日々の教育活動については連絡帳等を通じて、ご家庭と密な連携が図れるように職員全体で共通理解を図っております。例えば、本校では、子どもたちの充実した生の実現に向けて、生(性)に関する学習を12年間を見据えて系統的に行っております。性に関する取り組みはなかなかご家庭では難しい面があるかもしれません。しかし、子どもたちがより良い人生を歩んでいくために、避けて通ることはできません。学校での実施については、連絡帳や通信などでお知らせをしますので、ぜひ、情報を共有していただき、それにあわせてご家庭でも取り組みを進めていただければと思います。
また、それぞれの学部、学年での教育内容は、高等部卒業後を見据えて組み立てられています。進路指導部からも様々な情報発信が随時なされると思いますので、俯瞰的な視野を持ちつつ、お子様のサポートをしていただければと存じます。
2点目は、校内外の行事等に関係する部分です。
小学部・中学部の運動会は5月24日(土)に、高等部の体育祭は翌週の5月31日(土)に実施します。例年、天候の見極めが悩ましいところですが、学校では、それぞれの種目に向けて、これから本格的に練習を行っていきます。個人の頑張りやお友達とのつながりを大切にする行事です。保護者の皆様に置かれましては、ぜひ、力強い応援をよろしくお願いします。
修学旅行は、小学部6年生が9月11日(木)~12日(金)に1泊2日で東京方面へ行きます。中学部3年生は10月25日(木)~26日(金)に1泊2日で新潟方面へ新幹線で行きます。高等部3年生は、実施が間もなくですが、ゴールデンウイーク直後の5月7日(水)~9日(金)の2泊3日で沖縄へ飛行機で行きます。昨年は帰りにまさかの飛行機トラブルがありましたが、全体としては非常に充実した学びの多い修学旅行となりました。修学旅行はそれぞれの学部の大きな思い出となる一大イベントです。お子様にはぜひ貴重な体験を、心の財産にしてほしいと願っています。
泊を伴う行事としては、そのほかに1泊2日の校外宿泊学習があります。小学部5年生が10月2日(木)~3日(金)に県民活動センターで、中学部2年生が12月4日(木)~5日(金)に小川げんきプラザでそれぞれ実施します。
スマイルまつりは、11月8日(土)に実施します。昨年は保護者の皆さま方をはじめ、多くの方々にご来場いただき、大盛況なスマイルまつりとなりました。本年度も、日頃のお子様の学習活動の成果をぜひご覧いただければと存じます。
さらに、学校を離れての学びとして、社会体験学習も行います。小学部4年生、5年生、6年生が1月16日(金)に、中学部1年生が6月12日(木)に、高等部1年生が12月10日(水)に実施を予定しています。社会体験学習を通じて、公共交通機関の利用の仕方や、余暇の充実など、将来へ繋がる様々な学びを積み重ねてほしいと思います。
3点目は、教員に関わる部分ですが、ふれあいデーについてです。ふれあいデーについては、従来どおり、原則毎月21日(学校が指定した別の日の場合もあるので、保護者様あての配布文書でご確認ください)をふれあいデーとし、その日、職員については定時退勤をするように県から指示がなされております。緊急の場合の連絡先については同じ配布文書に記載されておりますので、ご確認をいただければと存じます。
以上、学年の始まりに当たり、いろいろとお伝えさせていただきました。本校は、それぞれの高い専門性を備えた教員が多くいます。また、年間を通じて校内研修も充実しており、非常に高いレベルでの教育実践が行われております。ご不安な点等がございましたら、遠慮なくそれぞれの担任あるいは学年の教員までご相談ください。あわせて、今後の本校の教育活動に変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
埼玉県立行田特別支援学校
校長 寺嶋 毅