2022年8月の記事一覧
職員研修(博学連携)
22日(月)浦和にある埼玉県立近代美術館の学芸員の方が来校され、授業協力プログラム等の講習をしていただきました。
内容は以下の通りです。
1 博学連携事業について 2 鑑賞授業とは 3 授業協力プログラム
4 ワークショップ 5 学校での作品画像等の利用について
内容を少しご紹介します。
2 鑑賞授業とは
実際展示されている世界のグッドデザインの椅子を持ってきていただきました。アーティストの方がつけた名前があります。
左は作品名パタパタ。折り紙がモチーフだそうです。座面を取って折りたたむと折り紙のようです。
右は作品名アント。アント=蟻です。蟻の足は6本ですが、この椅子は4本です。でも人が座ればその足は6本になります。座って形が完成します。
アーティストの発想は無限ですね。
日本画の紹介では、
ゆっくりと少しずつ提示していくのが期待感大でした。学びになりました。
お忙しい中御講義いただきまして、ありがとうございました。
事業所フェアを行いました。
8月2日(火)本校にて、『事業所フェア』を開催しました。
出席者は 本校高等部1年2年の保護者、教職員、行田市・熊谷市・羽生市・鴻巣市・加須市の福祉事業所(就労移行支援事業所、就労継続支援B型事業所、生活介護事業所)でした。
特に気温が高い日でありましたが、出席された方々お疲れ様でした。ありがとうございます。進路選択の一助となればと思います。
スライドで説明したり
口頭で説明したり
それぞれの事業所毎に説明会をしていただきました。
近隣施設での作業班紹介と製品展示について
7月19日(火)~29日(金)まで
さきたま史跡の博物館 館内にて本校高等部作業班の紹介と製品の展示をさせていただきました。ご協力に感謝いたします。
夏休みに入りたくさんの方が博物館に来館したとのことです。
その際に本校の高等部作業班紹介や製品を御覧になってくださった方がいたら幸いです。ありがとうございます。
行特自作教材教具展 展示紹介③
展示紹介3回目です。
☝「オープンファスナー&ボタン ~てんとうむし~」・・目と手の協応動作や巧緻性が課題の児童の教具です。オープンファスナーもボタンを外す動作とはめる動作の両方ができるとよいです。
☝キャラクターの顔と体のマッチング教具です。手指の巧緻性を高めることが目的です。
☝太田ステージⅢー1「大きさの比較の理解」
大きい方と小さい方の理解や、3つのものの比較の理解を促す行ぐです。
☝「ひらがなのマッチング」・・1文字ずつのひらがなのマッチングです。一文字追加して提示したり、文字を少なく提示したり、足りない文字を要求したりする課題としても使っています。
☝「マッチング」・・アイスクリームの台紙の色とモールの色をマッチングさせること、手指の巧緻性を高めることを目的としている教具です。子どもが好きなアイスクリームを選ぶことで楽しく取り組めるようにしました。
洗濯ばさみの操作では、①蓋からはずす ②見本の台紙につける という2種類の操作があります。
☝「クリップ遊び」・・対象物に注意を向けることを続けていく(持続する)必要がある子への課題です。
目と手の協応と追視の両方をねらいとする。左手で容器を支える位置を印で示した。クリップの量を調整し、集中力が持続するようにしています。
☝「たべものマッチング」・・具体物同士のマッチングができ、具体物と写真のマッチングができるようになってきた児童や、1対1対応を学習していきたい児童への課題としての教具です。
☝「視ること」「読むこと」「書くこと」の困難さを克服するための教材です。読み飛ばしが多い、板書が遅い、書字が苦手などの困難さにアプローチするための教材です。
☝「輪ゴムくるりん」・・ラップの芯にカラー画びょうを留め、同じ色の輪ゴムをひっかけてくるりんと巻いて留めます。輪ゴムを1周回さないと留められないので、指先の動きに合わせて両手の協応性も高めることも目指しています。
☝「5×5マトリクス」・・色の弁別ができる児童、形の弁別ができるようになった児童の次の課題として設定しています。マジックテープで台紙につくようにしています。
☝「色のマッチング」・・簡単なマッチングができるようになってきた児童に、指示通りに色を合わせる課題として設定しています。両手でおさえながら回さないといけないので、手指の操作性としての課題でも使用できます。
☝「6片パズル」・・2,3,4片ができるようになった児童の次の課題として設定しています。
木片を使用しています。木の教材はカチッとはまるので終点が捉えやすい、手触りがいいなどの利点があります。
☝「色のマッチング」・・基本的には”色のマッチング”として使用します。色のマッチングができた後、”距離を離してマッチングができるか””左から順番にマッチングができるか”など、別の目的でも使用しています。
磁石を使用することで、合わせる際のくっつく感覚が終点をとらえやすくしています。
行特自作教材教具展 展示紹介②
紹介2回目です。
☝個別学習で使用しています。2つの基準によって縦横に分類・整理していく課題です。色と機能で整理するマトリクスであり、縦方向の基準が「機能」、横方向の基準が「色」で生徒が操作しながら当てはめていきます。
☝集団学習で使用しています。グループ全員が取り組める教材です。
釣った魚の数を正確に数えて伝える(記入する)ことが目的です。釣れた数を書き出して数字の大小比較も行います。裏面にシールがはってある魚を釣った場合は、シールの数だけポイントを加算できるルールです。
☝手指の操作性やものをつまむ力を向上させることがねらいです。立位で両手を保つことが難しい生徒が机上で取り組めるようにしました。
☝ペグ差し。ペグと穴の色のマッチングを図ってさすように作りました。その色の配置のボードは難易度によってを変えられます。
☝歌唱や数の合成・分別に使用することができます。
操作をしながら数のべ勉強ができます。また左右、上下にマスキングテープをはっています。
☝少し小さめですが、いろいろな課題に使用できます。色もたくさんあります。
①マッチング(環境の把握>身体の動き)
②手指の操作性(身体の動き>環境の把握)
③要求表出(コミュニケーション、人間関係の形成)
☝ファスナー、ボタン、ちょうちょ結び、折り畳みの4つの練習ができるようにしました。
☝「おにペグ」手指の操作性を高めることに加えて操作性の持続力、また集中する力を高めることも意識しました。