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2023年8月の記事一覧

校内教材教具展の紹介☆パート3

校内教材教具展の第3弾。

色の弁別やマッチングを目的とした教材教具です。

①色の弁別課題で使用するペグ差し。児童の実態に応じて提示の仕方を工夫します。

②「写真と実物のマッチング課題」見本の写真を見比べて、同じピックをさす課題です。

③ボビンホルダーの先をつまんで、ボビンの真ん中の穴に通します。実態によって・色のマッチング・写真とのマッチング・指示書とのマッチング として使用しています。

④「マッチング」見本通りにシールを貼る課題です。実態によって・色のマッチング・シールをはがす・足りないシールを要求する等の課題としても使用できます。

⑤色をマッチングさせていく学習課題です。手指の操作性の向上を目的としても使用します。

⑥「色のマッチング、手指の巧緻性」モールと同じ色のコードクリップをマッチングさせて留めていきます。

⑦「ビジョントレーニング・やり取り」数字の順番通りに数字の色と同じ色のシールを貼っていく課題です。「〇色ください」と他者とのやり取りをする過程も組み込んで行えます。

校内教材教具展の紹介☆パート2

校内教材教具展、第2弾です。

①「コンセントの組み立て」手先の巧緻性を高める、手順通りに作業することを目標に作成しました。

②「手指の操作性と、注視の課題」鍵を鍵穴にさして、すべての鍵を外す課題です。色、場所、形が違っていると外せない仕組みです。

③トークンエコノミーシステム(代替通貨システム)に使用するトークンボードです。「今何のために頑張っているのか」「がんばったら何がもらえるのか」「あとどれくらい頑張るか」が視覚的にわかりやすく提示できます。

④「反対言葉の学習」反対の意味の動詞をマッチングさせていく学習課題です。

⑤簡単に作れる紙コップ教材です。1紙コップを指でつまんで順番に重ねていく。2紙コップをピンセットでつまんで順番に重ねていく。3紙コップを洗濯ばさみでつまんで順番に重ねていく。実態に合わせて取り組めます。

⑥「1から3までの数を数えよう(同じ数にわけよう)」キューブケースに小さなリンゴの模型を「〇個ずつ分けていく」教材です。

⑦「ひらがなのマッチング」 手指の操作性の向上という使用目的もあります。

⑧保健室に提示されている”暑さ指数”を確認して同じ色の顔を選びます。持ち運びできる大きさにし、活動場所の暑さ指数を自分で確認し、受け入れる支援ができるように作成しました。

⑨ひも結びの練習用、木製靴。写真の手順カードをめくりながら自分でひも結びに取り組みます。

校内教材教具展の紹介☆パート1

 毎年夏休みに、本校教員が作成した教材教具を展示しています。

一部ですが、紹介させていただきます。

 ②

①「糸かけアート」手指の動きや微細な動きが必要な動作をする力を身に付け、生活動作に結びつけることが目標。

②高這い姿勢が苦手な生徒が雑巾掛けをする際に使用している道具。

③「ワッシャーくるくる」 ・操作性と・注視する この2つがねらいです。音も良いです。

 

 ④

④数字ペグ差し(100まで)両面バージョンです。

9脳性麻痺のある生徒の自助具。タブレットを使う際に常に握りしめてしまっている手が少しでも開きやすく、また電子ペンで選んだところを指し易くします。

⑧「マグネットスライダー」コノエダブルに協力なマグネットを埋め込んであります。文字の学習において視点と終点を意識するための教材です。

 

⑩「なぞりボード」文字を書く前段階として”直線””角””交差”や”くっつかない角”など、文字につながる形をなぞったり見て書いたりすることのできる教材です。

⑪手の巧緻性をねらい、手順通りにボールペンを組み立てたり、解体したりする課題です。

⑫「輪抜き課題」”手指の巧緻性を高める””注視して取り組む””始点と終点を理解する”の3点をねらいとした教材です。

⑫「プットイン件色のマッチング」4色のゴルフTを写真のように灰皿に差していく教材です。色の弁別、写真の模倣をするための教材です。

⑭「ハリガリリング」カードに描かれた色や指の絵を見本に、自分の指にゴムバンドをはめることで・色の弁別・目と手の協応動作を高める ことを目的としています。

⑮「協調運動(眼・手)」眼と手、右手と左手など、別々に動かすことをねらいに作成した課題です。

 

第2回インクルーシブ研修会

 8月1日(火) 本校センター的機能の取組として第2回インクルーシブ研修会が行われました。

 学区域の小中学校特別支援学級の先生方など、様々な先生方が参加してくださいました。

 本校職員と共にグループを作り、児童生徒の困り感に対してどういう支援ができるのか、等といったテーマで、インシデントプロセス法を用いた事例研究を行いました。

 

 インシデントプロセス法とは・・本校校内支援部長からの説明動画を視聴した後、グループの中から事例を提供してもらい、まずは、個人で考え、色分けされた付箋に書き込みます。

 そして用意された模造紙に付箋を貼っていきます。その際に説明をしながら、質問や意見を出し合いながら、支援策を探っていきました。

 

 普段は、小学校で、中学校で、特別支援学校で、児童生徒の支援にあたっていますが、こうした機会を設けることで情報を共有し、新しい取組や支援の方法を発見し、新学期からの指導支援に活かしていけます。

  参加していただいた先生方、ありがとうございました。今後も連携を深めていければよいと思います。